質問をしているのに、聞き上手!? 会話をスムースに進めるテクニックとは。

前回、オープンクエスチョンで会話を進めていくというお話しをしました。では、あなたはどんな点に注目してカノジョに質問をすれば良いのでしょうか。
大事なのは、カノジョに対して「あなたの話しをちゃんと聴いていますよ」という意志と態度を伝える事です。そりゃ、そうでしょう? だって、カノジョに質問を投げかけて答えさせているのに、あなたが聴いていなかったら、カノジョは怒りだしますよ!

そもそも人は、相手が自分の話をよく聴いてくれている、と感じれば気持ちよく自分の事を話してくれます。人間には承認欲求があり、誰しも認められたいと切望しています。そして自分を認めてくれる相手に心を開くのです。

あなたがカノジョの話しに惹きつけられている、という事を伝えるには、2つの経路があります。一つ目は言語によるもの。言葉ですね。ここでのお勧めは「オウム返し」テクニックです。前回のスキットを覚えてますか?
あなた:「昨日は何が一番忙しかったの?」
カノジョ:「新しいプロジェクトを任されて、そのプレゼンがあったの。」
あなた:「プロジェクトを任されたんだ。すごいね。どんなプロジェクトなの?」
おわかりですね。そう、カノジョの言葉を出来るだけそのまま繰り返すのです。このテクニックを利用すれば、あなたの話を全部漏らさず聞いていますよ、という意思表示としてカノジョに伝わります。
カノジョの回答の中にある単語からオープンクエスチョンを広げていくだけでも効果はあるのですが、ハズす(カノジョが本当に訊いて欲しかった質問ではない)場合もありますので、ここは手堅く、オウム返しで押さえておきましょう。スキットの例では、初対面でプレゼン内容を話す事は難しいだろうと予想し、敢えてそこを除外して、カノジョが自慢し易いであろう、プロジェクトにフォーカスしています。

会話を続けるには、相づちも重要なテクニックです。単純にうんうん、と頷くだけでも、カノジョはあなたが話しを訊いてくれている事を感じ取るでしょう。時々は、驚きを表す相づち「本当?」「マジ?」「ヤバイ」などを挟みながら、「それで?」「それから?」という相づちで、話しを促しましょう。

ここで、とっておきのスーパー相づちをご紹介しましょう。
「それ、わかるなぁ。」
語尾や前後は少々違っていてもかまいません。「わかる」と発言する事で、彼女の話を熱心に聞きつつ激しく同意をしている事を超強力に伝えるのです。
ただし、一つの会話で連発すると、効果が薄れます。最悪の場合は、ホントに判ってんの?と疑われかねないので、ここぞという時に狙い撃ちましょう。
え? いつが狙い時かって? 大丈夫、オウム返ししながらカノジョの話しを訊いていたのなら、判ります。というか、話が盛り上がれば、カノジョの方から同意を求めてくる状況が必ずやってくるはずです。その時を狙ってキメましょう。

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