楽しく会話を弾ませたいのなら。使っては「いけない」単語とは。

さて、前回は初対面で使えるテッパンの質問についてお話ししましたが、引き続き会話の広げ方についてお話ししましょう。

最初の質問で、あなたはカノジョから様々な情報を得る事が出来たはずです。ここから更に”適切な”質問を重ねつつ、自己アピールを織り交ぜて会話を弾ませましょう。
ところで、”適切な”質問ってなんでしょう?

質問には2種類あります。一つはクローズドクエスチョン(閉じた質問)、もう一つはオープンクエスチョン(開いた質問)です。

クローズドクエスチョンというのは、「Yes・No」だけで答えられる質問の事です。会議や討論でうまく利用すれば、非常に強力な主導権を握る事のできる質問方法ですが、カノジョと仲良くなりたいのであれば、基本的に避けるべき質問です。
あなた:「そうなんだ。昨日はとても忙しかったんだね。」
カノジョ:「ええ。(Yes)」
あなた:「・・・・」
会話が続きませんね。 「はい/いいえ」だけで答えられる質問はなかなか弾みません。そもそも人間は(精神的に)面倒くさがりにできています。しかも初対面であれば、カノジョも少なからず緊張しているはずですので、どうしても会話は硬直しがちになります。クローズドクエスチョンで質問されると、単純な返事に終わってしまうのです。

それに対して、オープンクエスチョンは「Yes・No」では答えられない質問方法です。
あなた:「昨日は何が一番忙しかったの?」
カノジョ:「新しいプロジェクトを任されて、そのプレゼンがあったの。」
あなた:「プロジェクトを任されたんだ。すごいね。どんなプロジェクトなの?」
オープンクエスチョンを重ねていく事で、どんどん会話を広げていく事ができます。

上記の例文でお気づきでしょうか。オープンクエスチョンには決まった単語があります。それが「5W1H-1」です。

「5W1H」は聞いた事があるが、「-1」とは何ぞや?
はい。ご説明します。「When(いつ)、Where(どこで)、Who(だれが)、What(なにを)、Why(なぜ)、How(どのように)」が5W1Hです。この6個の単語のうち、”Why(なぜ)”だけは利用しない事、これが「-1」です。

他の質問に比べて「なぜ?」という質問は非常に回答がキツイ質問なのです。
「いつ何処で誰が何をどのように」は事実、事象、結果を答える事ができます。しかし「なぜ」だけは違います。考えたり想像したり、推測しなければならない上に、必ずしも正しいとは限らないし、あるいは人には話したくない理由だったりするのからです。
だから、ここでは「なぜ?」という質問は封印しておきましょう。だって、今、あなたはカノジョを困らせるのではなく、会話を弾ませたいのですから。

ところで、もしカノジョがクローズドクエスチョンで質問してくる事が多いなら、あなたならどうしますか?

次回は、質問の捕まえ方についてお話しを進めてまいりましょう。

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